性器ヘルペスの潜伏期間と症状についての説明

性器ヘルペスの潜伏期間と症状についての説明

性器ヘルペスは、一般的に感染から2日間〜10日間程度の潜伏期間を経て発症する性行為感染症です。
発症後の症状は初感染時と男女の性別によって症状が大きく異なりますが、一般的にバルトレックスやゾビラックスなどの抗生物質による治療が行われています。
性器ヘルペスの初感染時には、外部生殖器を中心に臀部や太ももまで直径1mm〜2mm程度の不快感を伴う水ぶくれや水ぶくれが潰れて形成される潰瘍などの性器ヘルペスの代表的な症状が現れます。
さらに、38度以上の高熱や倦怠感などの全身症状を発症します。
初感染時には、患者によっては足の付け根の鼠径リンパ節の腫れや痛みを伴う事があります。
性器ヘルペスは、1度感染すると一生涯体内にヘルペスウイルスを保有する事となり、体調不良や疾病の発症などにより抵抗力が低下するとウイルスが活性化し何度でも発症します。
男性の症状は、亀頭や陰茎など陰茎を中心に太ももや肛門自体に痛みや痒さを伴う水ぶくれや潰瘍などの症状を発症します。
尿道を経て前立腺や精巣上体及び精巣などまでヘルペスウイルスが上行感染してしまい重篤な炎症を併発する事もあります。

女性は、男性と同様に外部生殖器や臀部などに性器ヘルペスの代表的な症状である水ぶくれや潰瘍を発症します。
女性は外部生殖器の構造上性交時や潰瘍などから膣や子宮にヘルペスウイルスが侵入しやすく膣炎や子宮頸管炎を発症する事が多くあります。
女性は、男性に比べて発症時の自覚症状が非常にわかりにくい事から不妊症の原因となる卵管炎や卵巣炎を発症するリスクが高いだけで無く、骨盤腹膜炎や肝周囲炎などの重篤な疾患の発症リスクを高めてしまいます。
女性は、男性に比べて自覚症状が少ない事からヘルペスウイルスが子宮に長期にわたって感染する事が多く子宮頸癌の前癌病変や子宮頸癌の発症リスクが高いです。
ヘルペスウイルスの子宮への感染期間が長いほど子宮頸癌の前癌病変や子宮頸癌の発症リスクを高める事が分かっています。

性器ヘルペスはバルトレックスかゾビラックスで治療

性器ヘルペスを発症したら、まずはバルトレックスかゾビラックスで治療が行われます。
最初に開発されたヘルペスの治療薬はゾビラックスですが、現在では効果の高さからバルトレックスが第一選択薬となることがほとんどです。

ゾビラックスはアシクロビルが主成分で、摂取するとヘルペスウイルスが増殖するのを阻害する効果を発揮します。
これにより性器ヘルペスの悪化を防ぐことができ、治癒までにかかる日数を短くすることが可能です。
バルトレックスはアシクロビルを特殊な物質でコーティングしたバラシクロビルが主成分で、肝臓でアシクロビルへと変換されます。
肝臓での分解スピードを抑えられるため、より少ない服用回数で高い効果を発揮することができます。

2つの治療薬の効果はほぼ同じですが、服用回数が大きく異なるのが特徴です。
ゾビラックスは1日に5回の服用が必要ですが、バルトレックスは1日2回だけで済むため手軽で副作用の心配も少ないです。
性器ヘルペスでは基本的に5日間の服用が必要ですが、特に女性の場合は長引くことも多いので10日分処方されることもあります。

どちらの薬も、性器ヘルペスが発症してからいかに早く服用するかが鍵になります。
潜伏期間内に服用すれば、水ぶくれや腫れができる前に症状を抑え込むことも可能です。
逆に服用が遅くなると、既に増殖したヘルペスウイルスを抑えることができないため、効果をあまり得られません。
悪化すれば症状が酷くなり、痛みを伴うこともあるので早めに服用してください。

性器ヘルペスは、寝不足や疲れなどで身体の抵抗力が弱るとすぐに発症します。
できるだけ早い段階で服用したほうが症状が軽くて済むので、気付いたらすぐに病院で薬を処方してもらいましょう。