ジスロマックの副作用について知っておく

ジスロマックは色々な病原体に効果のある抗生物質で様々な病気の際に使われています。
比較的副作用が少ない薬だと言われていますが、全く副作用が起きないということではありません。
人によっては身体に合わないこともあり副作用の症状が出ることがあるので、ジスロマックを服用する時にはどのような副作用があるのかをしっかりと理解をしてから服用するようにしましょう。
また、もしも重い副作用が出た時には病院を受診することが大切です。

クラミジアに効果的なジスロマック

ジスロマックが使われる病気には呼吸器系の感染症や尿道炎などがありますが、性感染症のひとつでもあるクラミジアにも効果があり治療に使用されています。

クラミジアは感染している人の数が最も多いとされている病気で多くの人が感染していますが、症状が出にくいために感染していることに気付かない人も多い病気です。
症状がないといっても、身体の中にクラミジアの菌がいることで体に悪影響を及ぼす危険があるため、クラミジアに感染をしている時には、ジスロマックなどの抗生物質を使用して治療を行う必要が出てきます。

クラミジアの治療には、抗生剤が使用されますが菌を死滅させるためには3~4週間ほどかかることがあり、その間は抗生剤を服用し続ける必要があります。
しかし、ジスロマックは一度の服用で効果が長く続くことが特徴の薬なので、服用は1度で済みます。

ただそれから体の中で病原菌が死滅するのには時間がかかるため、他の抗生物質を使用した時と同じようにジスロマックを服用してから3~4週間ほどは様子を見ましょう。
それからクラミジアの菌が体に残っていないかどうかの検査をもう一度行います。

ジスロマックを使用した時に起こる可能性のある副作用は便が緩くなったりする消化器系のものや吐き気などで、どの症状も軽く出る程度で済むことがほとんどのようです。
この中でも便が緩くなる症状ははよく起こる副作用ですが、抗生物質を飲むと同じ症状を起こす人が多いため、ジスロマックだけでなく他の抗生物質でも同様の症状が出ることがあります。

他には重篤な副作用としてアナフィラキシーショックを起こしたり、皮膚に発疹が出たり不整脈が出現することがあります。
こういった副作用は滅多に起こるものではありませんが、起こる可能性があるということを覚えておきましょう。

またクラミジアに効果のある抗生物質はジスロマック以外にもありますが、服用期間が長かったりするので、飲み忘れないように数日間服用を続けなくてはいけないという煩わしさが出てしまいます。
その点ではジスロマックは最初に1回の服用をしたら、あとは身体の中でジスロマックが働いているのを待つだけなので、とても使用しやすい薬だと言えるでしょう。
また実際にジスロマックを使用してクラミジアを完治させている例が多いことも人気の理由のひとつで、そういった理由もあり、現在ではクラミジアと診断をされた場合にはジスロマックが選択されることが多いようです。

クラミジアの潜伏期間と症状

クラミジアに感染した場合には、病原菌が体の中に入ってすぐに発症するわけではありません。
通常は1~3週間ほどの潜伏期間を経てから発症すると言われていますが、潜伏期間の長さには個人差があり、人によってもっと短いこともあれば、1か月以上経ってから発症する場合もあるようです。

これはクラミジアの病原菌が体の中に入ってから増殖をしている時間だと考えられています。
最初はほんのわずかな菌が体の中に入っただけだったのが、そこから徐々に増殖をすることでクラミジア菌の力が大きくなり、一定量を超えると症状が出はじめて発症するという仕組みになっています。

この時の病原菌の増殖スピードには個人差があり、すぐに数が増える場合と、少しずつ病原菌の数が増える場合とがあるようです。
この違いは体質などもありますが、同じ人であってもその時に体調不良を起こしていたり、ストレスを強く感じている時には、身体の免疫力が低下して病原菌が増えやすい状態になっています。
そのため、ストレスが強くかかっている時期や体調不良の時に、病原菌が体の中に入るとすぐに増殖をして短期間で発症するということも起こります。

そして、病原菌の数が一定量以上になると症状が出はじめますが、クラミジアは症状が出にくいことで知られており全く症状が出ない場合も多くあります。
自分で気付くことのできる症状で男性に特徴的なのが尿道炎です。
尿道に炎症が起こることで排尿の際に痛みが出て、膿のような分泌液が出ることがあります。

女性の場合にはおりものに変化が出ることが多く、おりものの量が増えたり、おりものの匂いが変化することがあります。
また性器周辺のかゆみや性交痛が起こることもあると言われています。
クラミジアの菌が体の奥深くにまで侵入すると子宮のあたりまで菌が増殖して下腹部痛などの症状が出ることもあります。

クラミジアは潜伏期間があることと、症状がわかりづらいことがあるために、どこで感染をしたかもわかりにくい病気です。
自分では気付いていないうちにクラミジアに感染をしていることがあり、自分が感染者だと気付かないままに他の人と性行為をすることで、さらに感染者を増やしてしまいます。
こういった特徴があるためにクラミジアに感染している人の数は増え続けていると言われています。

クラミジアは性行為以外でも感染する

クラミジアは性行為をした時に感染する性行為感染症のひとつですが、稀に性行為を行っていない時でも感染をすることがあると考えられています。

理由はクラミジアの感染がどのように起こるのかを考えるとわかるのですが、感染する時には病原菌は皮膚や粘膜に付着することで、そこから体の中に菌が入り込んで感染を起こします。
こういった機会となるのは皮膚や粘膜の接触の多い性行為が中心になりますが、厳密に考えると性行為以外にも菌に触れる機会が出てきます。

それは感染をしている人が使ったタオルなどを他の人が使うことです。
感染している人の体についている菌は使ったタオルにうつり、それを他の人が使うことで、タオルを介して菌が他の人の体へ移動することがあると考えられるからです。
こういった行為は誰もが色々な場所で行う可能性があるもので、通常はそういった行為で感染症にかかるという意識を持たずに行ってしまうことです。

性行為を行う時には性行為感染症を予防するために対策をする人が多いと思いますが、性行為以外の行動でも感染することがあるということを知っていないと、そこまで厳重に気をつけている人は少ないでしょう。
仮に、性行為以外で感染することがあると知っていたとしても、普段生活をしている中で他の人が使ったタオルなどに触れる機会を全くなくすことは難しいです。
気付かないうちに病原菌が体の中に入ってしまっている可能性があるということを覚えておかなくてはいけません。

クラミジアは日本全国で多くの人が感染をしているとされている病気なので、あちこちに感染者がいるとすると、同じタオルを使うなどの日常的な行為が元で感染が広がるという可能性もゼロではないと思います。
自分は性行為の際には感染予防に気をつけているという人でも感染している可能性がありますし、性行為を行っていないという人でも感染をしていることがあるかもしれません。

もしも、クラミジアに感染をしてしまった時には放置して症状が悪化してしまう前に、ジスロマックなどクラミジアに対して効果のある薬を使用して、完治させておいたほうが良いでしょう。
症状がないからといって放置していると、病状が悪化して他の臓器への影響が出てきてしまうことがあります。
そうならないためにも、クラミジアかもしれないと思った時にはしっかりと治療を行いましょう。